新生タイガース①

【あの男達が帰ってきた!①】

世界野球プレミア12で日本代表は中田翔や大谷の活躍があったものの、準決勝で宿敵韓国に痛恨の逆転負けを食らい最終的には3位で終わっちゃいましたね。

まぁこの大会は大会自体の意義も問われていますし、小久保監督の戦術や選手起用などについても厳しい意見がありますが、とにもかくにもこれで野球は完全にシーズンオフに入りました。


これからの時期は選手の年俸がいくらになった、とか、せいぜい自主トレの話題をスポーツニュースや新聞で“チラ見“する程度で、僕にとっては“つまらない時期”に突入なんです。いつもの年なら。

それが今年に関しては全く違うんです。それは『あの男達が帰ってきた』からです!


先ずは“アニキ”の愛称でファンからも選手やスタッフからも慕われた鉄人金本です。

和田監督の辞任を受けて、球団が白羽の矢を放ったのが鉄人金本でした。

金本は1991年広島カープに入団し、2000年には今年ヤクルトの山田とホークスの柳田の2選手が記録したトリプルスリーを達成(3割・30本塁打・30盗塁)。

その後2003年星野前監督に口説き落とされ?脅され?(笑)FAで阪神に入団したのです。

2012年に引退するまでに、2000本安打も達成し(写真中央)1492試合連続フルイニング出場という、とてつもない世界記録も打ちたてましたが(ギネスでも認定)、その記録の途中では左の手首をデッドボールにより骨折していたにも関わらず交代することなく、右手1本でヒットまで打っちゃったという、まさしく鉄人と呼ぶに相応しい活躍をしてくれました(写真右)

ちなみに骨折していてのヒットは実はこれが初めてではなく、東北福祉大学に在籍中の大学選手権決勝で、延長戦の勝ち越し打を放った時にも骨折していたそうです(^^;

こうなると金本の名言でもある「肉離れはケガではない!」という言葉にもうなずけますよね(笑)


まぁ金本に関する逸話や名言などはまだまだたくさんあるので、その全てを書き出すと何ページにもなってしまうのでこの辺にしておきますが、何せ監督就任を引き受けてくれただけでも、もうワクワクしちゃってるんですよ。


しかも監督の背番号は通常70番台や80番台が多い中、何と現役当時の背番号6番

しかもしかも2軍の監督には1985年優勝時最後のV戦士である掛布の就任を球団に了承させて掛布も現役当時の背番号31番です!

掛布の唱える打撃理論が金本新監督の考えと相通じる部分があり、今回2軍監督の要請を出したと言われていますが、あれこれと問題を抱えてて“讀賣に魂を売った男”とまで揶揄されてきた掛布への監督要請にあたっては、球団幹部ばかりじゃなくOBも含めて、かなり深い外堀を埋めるために奔走したのではないか、と思うんですが、それもアニキ金本の熱き魂が周囲を動かしたんでしょうね。


1985年のV戦士掛布と2003年・2005年のV戦士金本との黄金タッグ以外にも、とても楽しみな部分がありますが、この続きは【あの男達が帰ってきた!②】で!